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2007年12月31日

環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない

環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない (プレイブックス)

地球環境をこれ以上悪化させないためには,どのような社会構造改革が必要かを提案している,一般人向けの解説書。本書では,現在環境保全のために広く行われている無用なリサイクル活動をやめ,工業製品などモノを可能な限り長期間使用することこそで資源の有効活用が図れる。そしてそれが,最終的には地球環境保全につながると説いている。

著者の言う「無用なリサイクル」とは,紙やペットボトルの回収/再生だ。この回収/再生の問題点を分離工学に携わる立場から指摘する。銅や鉄,アルミといった金属類のリサイクルと異なり,紙やペットボトルの再生は,かえって石油など天然資源の利用を増幅する結果となり,最終的には地球環境に悪い影響を与えると主張する。現在流布している"一般常識"からは一見想像もつかないような主張だが,たとえば「ペットボトル1本を再利用するには,どのくらいのコストがかかるのか」を冷静に分析するなど説得力がある。

こうした身近で行われている環境問題対策の疑問から解き起こして読者を引きつけ,1972年の「ローマクラブ報告」で指摘された「2009年の地球環境危機」をいかにして回避すべきなのかを論じている。取り扱っているテーマ自体は重たく深いが,誰でも手軽に読めるよう,一貫して平易な文章で議論を展開している。

環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない (プレイブックス)
posted by カレンダーは一番 at 03:37| 大阪 ☀| Comment(0) | SOHOから小さい会社の経営&社長学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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