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2007年08月24日

熱中症 全国で患者3000人突破 近畿も搬送急増 死亡相次ぐ

記録的な猛暑が続く中、全国で熱中症になり救急車で運ばれた患者の数が3000人を超え、調査を始めた平成12(2000)年以降、最多になったことが国立環境研究所の小野雅司総合影響評価研究室長らの調査で24日、分かった。近畿地方でも各地で熱中症による救急搬送が急増、高齢者を中心に死者も相次ぐなど、これまでにない状況となっている。

 ■予防が大事

 小野室長は、地球温暖化の進行で平成52(2040)年には都内だけでも患者数が最大5000人に増えると予測し、熱中症予防が温暖化対策の課題として浮上しそうだ。

 同室長は東京都とすべての政令指定都市、滋賀県草津市の協力を得て、救急車で運ばれる熱中症患者数を調べている。

 23日までの報告者数は3142人で、平成12年以降で最も多かった昨年の2919人を超えた。今年から調査に参加した新潟、静岡、浜松の3市を除いても昨年より多かった。患者は例年9月に入っても出るため、数がさらに増え続けることは確実だ。

 熱中症患者は1日の最高気温が32〜34度を超えると急増するほか、暑さに慣れていない地域の人ほど低い気温で熱中症になりやすいことが過去の調査で分かった。小野室長は「暑い日には重症になりやすい独居老人の安否を確認する仕組みを作るなど、予防策の充実が必要だ」としている。

 ■目立つ高齢者

 近畿地方でも暑さが厳しさを増すのに比例して搬送件数が急増。大阪市消防局によると、7月は57件で、8月は218件(21日まで)。最高気温38・3度を記録し、この夏一番の暑さだった17日を挟む16〜19日にかけては連日30件を数え、7、8月の2カ月間で216件だった昨年をすでに超えた。堺市高石市消防組合消防本部の管内でも8月に入ってから増え、22日までに110件。16〜19日は1日に10件前後と多かった。

 京都市消防局によると、熱中症が疑われる患者の救急搬送件数はこの夏、前年に比べて1・5倍近く増え、271件に上った。今月19日には同市伏見区の市営住宅で、高齢者が熱中症で死亡するケースも発生。神戸市消防局は今月1日から23日までに、熱中症や脱水症状とみられる患者201人を救急搬送した。

 中でも高齢者の犠牲者が目立っている。

 神戸市では暑さが厳しかった10〜19日に133人の患者が集中したが、その半数に近い56人が65歳以上の高齢者だった。

 奈良県では平群町で今月12日、高温の自宅にいた80歳代の女性が熱中症で倒れ、同日死亡した。

 和歌山県でも今月18日には、御坊市のミカン畑で、農業の男性(80)が熱中症とみられる症状で死亡したという。

 また滋賀県では高齢者だけでなく、18日に大津市木戸の比良山系打見山の登山道で、兵庫県尼崎市の男子大学生(19)が熱中症とみられる症状で倒れ、死亡した。

【用語解説】熱中症

 高温の環境で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整がうまくできなくなって起きる体の不調。気温が高い日や湿度の高い日、風の弱い日に起きやすく、体温の上昇や頭痛、吐き気、めまいを伴い、重症化すれば死亡することもある。主に炎天下での労働やスポーツをしている時に発症するが、屋内で安静にしていても発症することがある。予防には、暑さを避ける、服装を工夫する、小まめに水分を補給することなどが重要。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070824-00000105-san-soci 【関連記事】 ・ 服役男性も熱中症で死亡、体温43.2度 埼玉・熊谷 ・ 熱中症で最年長レッサーパンダ死ぬ 市川市動植物園 ・ 酷暑を乗り切れ! 快適に過ごす取り組みご紹介 ・ 「日本一暑い街」熊谷、PRどころじゃない! ・ ショー出演の着ぐるみスタッフ死亡 熱中症か
ラベル:熱中症
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